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遺伝子組み換え

遺伝子組み換え

技術概要

微生物や動物細胞を用いて、二次代謝産物、酵素や抗体などのタンパク質、バイオコンバージョンによる有用産物を製造するための発現系を構築いたします。 大腸菌、酵母などの微生物、およびCHO細胞、HEK293細胞あるいは昆虫細胞などの細胞の中から目的に応じた最適な宿主をご提案いたします。 発現系の構築から、スケールアップを伴う培養や変換反応、目的物の精製までを一貫して行えるのが弊社の強みです。 ご必要な場合は目的物の構造決定も賜ります。 遺伝子組み換え

また弊社では、シトクロムP450(CYP)やジオキシゲナーゼなどの酸化酵素、UDP-グルクロン酸転移酵素などの糖転移酵素の発現系について技術開発を行っております。 P450については多くの細菌由来および植物由来P450遺伝子を保有し、各由来P450に対応する機能発現ベクターを構築しています。 この中でも様々な細菌由来P450 (クラスⅠ)を汎用的に機能発現させることができるベクターは弊社独自のものです。 このベクターは、クラスⅣの電子伝達タンパク質と様々なクラスⅠのP450とを融合タンパク質として発現させることにより、P450の機能を効率良く発揮させることができます。 細菌由来P450の中には、ヒト由来や植物由来P450と同じ変換を行うものがあり代謝物の調製に有用です。 弊社では常時数十種類の細菌由来P450組換え大腸菌ライブラリーによる迅速なスクリーニング体制を整え、お客様の試験化合物に迅速に対応いたします。

実績

特に大腸菌や酵母などの微生物を宿主とした発現系について数多くの実績があります。
水酸化酵素によるバイオコンバージョン例(PDF/97KB)

設備

製造設備
PCR、冷却遠心器、超音波破砕機、振とう培養器、培養槽(2 L~2000 L)、バッグ式細胞培養装置(最大25L)
分析設備
電気泳動、プレートリーダー、UV-VIS、FT-NMR、MALDI-TOFMS

スケール/ステージ

遺伝子組み換え 構築した発現系を用いたスケールアップは弊社の得意とするところです。 創薬段階でのリード化合物の創製や医薬品代謝物の調製、工程短縮を目指したバイオプロセス開発、試作、製造など、 あらゆるステージにおいて弊社の発現系を用いたバイオコンバージョンがお客様の研究開発のニーズにお応えいたします。